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水なし印刷
Waterless printing

「環境に配慮した」印刷方式です。



通常オフセット印刷(水あり印刷)では、まず刷版(印刷するためのハンコ)上に露光・現像して凸凹をつくり、印刷時に凹部に“ 湿し水” と呼ばれる水を流し込むことにより、水と油がはじく性質を利用して凸部にのみにインキがつく仕組みを利用して印刷します。それに対し「水なし印刷」では、凸部にインキをはじく特性をもつシリコン層を使用することにより、凹部にのみインキが流れる仕組みをとっているため、有害な物質が多く含まれている“ 湿し水”をまったく使用せずに印刷することができます。

環境対応を図るためには廃液を出さない「水なし印刷」こそ、時代にふさわしい印刷方法なのです。
2019年4月より水なし印刷がグリーン購入法適合となり、VOC発生対策のひとつとして認定されています。

詳しくは、日本WPAのWebサイトをご覧ください。







より高品質な印刷物を



水なし印刷は環境に適した印刷方式ということだけでなく、水あり印刷に比べ高精細な仕上がりになります。水を使用しないため、インキがにじむことがありません。そのため、一つ一つの点がくっきりと再現され高品質な印刷物に仕上げることができます。また、通常のオフセット印刷と違い、水を使用しないため紙伸びも発生しません。
環境にやさしい印刷+より高品質な印刷物をお求めの方におすすめです。また、水なし印刷をした印刷物にはバタフライマークを記載することができます。バタフライマークの認知度はまだまだ低いかもしれませんが、目に見えて環境配慮をした印刷物だと認識できます。




バタフライマークとは

水なし印刷協会の会員が水なし印刷方式を利用した製品にはバタフライマークを記載することができます。
印刷のプロセスの中で最も環境配慮がされたオフセット印刷方式(製版時の現像廃液がない、湿し水・IPAを使わない、VOCの放散量が少ない印刷方式)を使用していることを環境保護ロゴにて明示するものです。
このマークは協会員が水なし印刷方式で印刷した製品にのみつけられます。記載義務があるわけではないので印刷物に表示しないことも可能です。
バタフライロゴのモデルとなっている蝶は、オオカバマダラといい、環境のリトマス試験紙とまでいわれるほど環境に非常に敏感な蝶です。公害や開発の影響でエサとなる樹木が無くなり、その生息域も年々少なくなっています。




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